元日に起きた能登半島地震を受けて26日、気象庁が新潟県上越市の直江津港に『津波観測装置』を設置しました。
津波や潮位の監視がより安定的にできるなど、観測体制が強化されます。

上越市の直江津港に設置されたのは、機動型と呼ばれる津波観測装置です。
新潟県内の津波観測体制の強化を図るためのもので、水圧で波の高さを測る巨大津波計と潮位計とに分かれています。

【気象庁 環境・海洋気象課 野崎太調査官】
「まずは避難して身を守る行動をとっていただき、その上で、どんな津波が来たんだというのを確認していただけることになる。より早く事実を伝えるという意味で、正確な情報を新潟県の皆さんにお伝えすることができる」

26日には気象庁の設置する巨大津波計が佐渡市の小木港にも設置され、これで県内の観測点は、新潟西港・両津港・直江津港・小木港の合わせて4か所となります。
観測された潮位のデータは、気象庁のホームページに公開されます。