能登半島地震の発生から1日で1か月。石川県では今も1万4000人あまりが避難を続けています。こうした人たちを支援するため、防災や復興活動に取り組んでいる青森市の団体が石川県へ出発。避難所での支援にあたります。
出発したのは、一般社団法人「男女共同参画地域みらいねっと」のメンバーなど3人です。
男女共同参画地域みらいねっと 小山内世喜子代表理事
「まだまだ断水や電気も通っていないところもありますし、そういう部分では日常の生活をまだできていない。そういった不安はまだあるかなと思う」
団体の代表を務める小山内世喜子さんは、1月14日から4日間、愛知県の団体に加わって、石川県穴水町の避難所で運営支援に当たりました。
2回目となる今回も同じ穴水町に入り、避難所となっている穴水中学校などで被災者の困りごとを聞いたり、足湯サロンを開設したりするなど、避難所運営や被災者に寄り添った支援を行いたいとしています。
男女共同参画地域みらいねっと 小山内世喜子代表理事
「1か月経って避難所運営とかで中心になってきた人たちが疲弊してきている。もう一度、みんなで協力し合いながら復旧・復興に向けて頑張ろう、という意識を作っていかないといけない」
石川県では、これまでに240人の死亡が確認されているほか、約4万7000軒の住宅などが被害を受け、今も4万戸で断水が続いていて、1万4000人あまりが避難しています。
長期化する避難生活に被災者の継続的な支援が求められています。
男女共同参画地域みらいねっと 小山内世喜子代表理事
「心のケアや生活再建に向けていろんな困りごとが発生する時期かなと思う。3人でできることを一生懸命やってきたい」
メンバーたちは2日から4日間、穴水町で被災者たちの支援にあたります。