青森県内の地域医療を維持確保するために医師派遣などに関する新たな組織を立ち上げることになり、県と弘前大学、県立中央病院が三者協定を結びました。
県庁で26日に行われた協定の締結式では宮下宗一郎知事と弘前大学の福田眞作学長、県立中央病院の吉田茂昭管理者の3者が協定書に署名しました。
県は医師の派遣などについて各市町村から要請を受けていますが、これまで弘前大学と県立中央病院の間で情報を共有して調整できる場所がありませんでした。このため、今後は3者が参加した新たな組織を立ち上げ、効率的な体制を構築する方針です。
※宮下宗一郎知事「相互調整を県が間に立って地域全体のことを考えてやるということが必要。この取り組みが2,3年そして5年進んでいく中で、地域の医療にとって大きな転換点になる協定、プロセスになってくれるのではないかと大いに期待している」
青森県によりますと、医師派遣などに関する新たな組織は2024年度上期の設立を検討しているということです。