いよいよ初舞台へ… 大好きな獅子舞を思い切り

初舞台となったのは、保存会が油川地区で元日に行う地域の練り歩きです。工藤くんは自分の出番が来るまで練習に余念がありません。演じるのは獅子を案内するサルの「オカシコ」です。2023年11月から保存会の全体練習には、まだ数回しか参加していません。



工藤琉光くん(11)
「すごく緊張しました。いままで練習してきたことを思い出しながらやりました」
油川獅子舞・池田啓会長(67)
「若い子どもたちが入ってくればやっぱり活気が違いますよね。これから伸ばしていければ、続けていければ、その分地域にとってもいいことだなと思っています」

油川獅子舞は250年ほどの伝統を持ちますが、一度伝承は途絶えています。関係者の尽力で2022年に復活しましたが、現在、若手は工藤くんのほかにメンバーの子どもが1人だけで、大半が60代以上です。
その中でも、工藤くんは物おじせずに力いっぱい舞い、地域に大きな賑わいを届けました。












