青森県五所川原市で19日、死んだカラス1羽が見つかり、簡易検査の結果、県内で今シーズン初めて、鳥インフルエンザウイルスが確認されました。高病原性の可能性について国立環境研究所が遺伝子検査を行っています。
県によりますと、弘前大学農学生命科学部が19日、五所川原市でカラスの調査研究をしていたところ、死んだハシブトガラス1羽を見つけて回収しました。弘前大学が簡易検査したところ、県内で今シーズン初めて、鳥インフルエンザの陽性反応を確認されたということです。
簡易検査のため、高病原性か低病原性なのかは遺伝子検査が必要なため、現在、国立環境研究所で検査が行われています。結果は判明次第、公表するとしています。
環境省は、19日付でカラスが回収された地点を中心に半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定しました。
県はこの区域内の湖や沼、河川など10か所で野鳥が大量に死んでいるなどの異常がないか緊急調査するとともに、死んだ野鳥などを見つけた場合は県や市町村に連絡するよう呼びかけています。