「このままでいいのか…」30歳で料理人の道へ

古舘
「30歳を前にして、このままでいいのかなって…。ずっと僕、サラリーマンとしてこの仕事をしていて将来楽しいかなとふと思って。何がしたいんだろうと思った時に、料理だなって思って。服部栄養専門学校に、その時に盛岡から東京へ出ました」

テレビで見た有名な服部先生がやっている学校を選択。とにかくプロの技を早く習得することが大事と考えた。
学校で学んだことは今の店にも生かされている。

古舘
「料理を作ることももちろんそうなんですけれども、まずは食べて安心安全なものを提供するという事、それは今でも一番大事だと思いますし、その上で美味しい料理、楽しい料理を目指してやってます」

専門学校に通いながら、東京のイタリアンやフレンチの名店で働いた。知り合いにすすめられ、大阪のフレンチのお店へ。その後ビアガーデンの料理長も務めた。
ある日店を閉じるという人の話を聞き、自分の店を持つという思いが沸き起こった。