JR東日本は21日、利用者が少ない地方路線の2022年度の営業収支を公表し、青森県内では奥羽本線や津軽線など5つの路線・7区間がいずれも赤字となっています。

JR東日本が公表したのは災害などで不通の路線を除き、コロナ禍前の2019年度に1日の利用者が平均2000人未満だった区間の2022年度の収支です。青森県内では、五能線、奥羽本線、津軽線、大湊線、八戸線の5つの路線7区間がすべて赤字でした。

24億2500万円と最も赤字額が大きい奥羽本線の弘前から秋田県・大館の間と大湊線、五能線の深浦~五所川原の間の3路線・3区間は2021年度より悪化しました。

地方鉄道のあり方を巡っては国が調整役となり事業者と地元自治体の議論を後押しする「再構築協議会」が10月に始まっています。