ブラジルサッカー界の英雄でJリーグ創世記を支えたジーコさん。指導者に「ジーコイズム」を伝えるため初めて訪れた青森県で語ったのは「人生はサッカーだけではない」というメッセージです。
サッカー指導者へのトークショーへ参加するために初めて青森の地を踏んだジーコさん。サッカー普及への協力を求めるために訪問した宮下宗一郎青森県知事との会話で最初に飛び出したのはJ1鹿島アントラーズに在籍した県出身の選手2人の名前です。
ジーコ氏
「熊谷!柴崎!」
ブラジル代表として活躍したジーコさんは鹿島の一員として1993年のJリーグ開幕戦でハットトリックを決めるなど圧倒的なプレーでJリーグ創世記を沸かしました。また2002年からは日本代表の指揮官を務め、日本を3大会連続のワールドカップ出場に導きました。選手・指導者として日本サッカー界に貢献してきたジーコさんはサッカー普及への想いを熱く語りました。
ジーコ氏
「知事もサッカーをしていた立場、サッカー少年の立場から、将来サッカーを続けていくのか、やめてしまうのか、ターニングポイントに携わることもあった。自分がやろうと決めたことを最後までやり通す気持ちを持ってもらいたい。人生がサッカーだけではないということを私は言えるのだと思う」
このあと、ねぶたの家ワ・ラッセを訪れたジーコさんは青森ねぶた祭の囃子体験が始まると、故郷・リオデジャネイロのカーニバルを思い出したのか自然と体が動いてしまいます。
最後には笑顔を浮かべながら手振り鉦で囃子を奏でて全国有数の火祭りの魅力を体感していました。