2024年3月に卒業する中学生の県立高校の志望倍率は0.97倍となり2年連続で定員割れしました。また地域校として配置されている鰺ヶ沢、三戸などの4校は募集停止のボーダーラインとなる定員の半数20人を上回りました。
県教育委員会によりますと2024年3月に県内の中学校を卒業する生徒の県立高校の平均志望倍率は0.97倍で前の年より0.01倍低くなり2年連続で過去最低を更新し1.00を下回り定員割れとなりました。
一方で私立高校は前の年より0.02ポイント上昇して0.49倍となり過去最高を更新しました。最も志望倍率の高い県立高校の学科は「弘前実業高校・家庭科学科」で1.90倍、次いで「青森南高校・普通科」で1.67倍です。最も低いのは「柏木農業高校・環境工学科」で0.17倍次に2029年3月末での閉校が決まっている「浪岡高校・普通科」で0.33倍となりました。
また県立高校再編の第二期実施計画において地域校として配置されている鰺ヶ沢・三戸・大間・六ヶ所について募集停止のボーダーラインとなる20人を上回りました。
県立高校の倍率が下がっていることについて県教委の担当者は「低い学科があるからといってすぐになくすことを考えるのではなく引き続き魅力発信に努めていく」とコメントしています。次回の調査結果は2024年1月9日に公表されます。