青森県深浦町で倉庫の屋根の一部が壊れるなどした被害について、青森地方気象台は現地調査で風速約40メートルの突風によるものと見られると発表しました。一方で竜巻などといった突風をもたらした現象の特定には至らなかったとしています。
20日朝、深浦町正道尻地区で「竜巻によると見られる被害が発生した」と町へ通報がありました。倉庫の屋根が風で小学校へ飛ばされ窓ガラスが破損するなどしていて青森地方気象台は現地調査をしました。
倉島彩能記者
「深浦町のこちらの倉庫ですが、屋根の一部がめくれ、隣にある小学校の敷地内に散乱しています」
被害があったのは深浦町正道尻地区の「いわさき小学校」の周辺で20日午前6時ごろ、住民から「竜巻によると見られる被害が発生した」と町へ通報がありました。倉庫の屋根が飛ばされて小学校の敷地内に木片などが散乱したうえ、一部の窓ガラスは割れています。このため町は20日、学校を臨時休校としましたが安全を確認できたとして23日には授業を再開する予定です。
近くの人は
「まさか…。こんな竜巻と思ったこともないし本当に大変だと思って見に来た。歩いている子供たちがいれば本当に大変な事故になっていた」
正道尻地区では、このほかにも周辺の森林事務所のアンテナが壊れるなどの被害がありました。けが人はいませんでしたが被害件数は小学校や倉庫などあわせて3件です。破損があった場所の位置関係を確認すると西側の海手から東へ風が吹いたと見られることがわかります。