厳しい暑さが続いています。暑さ対策として、むつ市では25日、市内にあるすべての小中学校21校が休校となりました。
休校となったむつ市の苫生小学校です。午前9時ごろに教室を訪れると、設置されている温度計は35℃を超えていました。
※苫生小学校 工藤貴史 教頭
「だいたい毎朝ですね、7時時点で30℃を超えているのが常にあります。一刻もですね、なんとかこう気温が下がってもらえればなと思っていますけども、どうにも対策がないということでございます」
教室には扇風機が2台ありますがクーラーは設置されていません。むつ市教育委員会によりますと、市内の小中学校では児童や生徒が使う教室にクーラーが設置されている学校はないため、24日は午前授業、25日は暑さ対策としては初めて市内にあるすべての小中学校21校を休校としました。
※むつ市教育委員会 阿部謙一 教育長
「夏休みが終わって子どもたちは久しぶりに学級に入って、そして学級という空間の中で30人40人の子どもたちが活動することになります。その慣れが十分ではないという状況だったことが今回の措置を決めた理由の一因にもなっています」
市教育委員会では、今後も猛暑となった場合は同様の対応を検討するとしています。25日はむつ市以外でも八戸市や野辺地町、大間町などでは、一部の小中学校で休校や短縮授業などの対応をとりました。
日中の最高気温は三戸35.7℃、弘前35.4℃、青森35.3℃と猛暑日となり、消防によりますと熱中症やその疑いで16人が病院に運ばれましたが、いずれも命に別状はないということです。
熱中症の危険が極めて高いとして青森県には26日も熱中症警戒アラートが出されていて、引き続き健康管理に警戒が必要です。












