今年6月、青森県弘前市の農協の施設から盗まれたリンゴを譲り受けていたとして窃盗の罪に問われている青果卸売会社・役員の男の初公判が開かれ、被告は起訴内容を認めました。


黒石市の青果卸売会社の役員・佐々木一巳被告はJAつがる弘前のリンゴ貯蔵施設の元アルバイト従業員・寺山崚被告ら3人のほか、仲介役の男と共謀し貯蔵施設からリンゴ240箱を盗んだとして窃盗の罪に問われています。4日、青森地方裁判所弘前支部で開かれた初公判で佐々木被告は「間違いはありません」と起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、事件は寺山被告が主導して佐々木被告にリンゴを横流しする構図で2019年頃から繰り返し行われていたとしました。検察は余罪についても調べていて9月上旬までに追起訴する方針です。また、この事件で仲介役を勤めていたリンゴ卸売会社の社員だった男の初公判は9月6日に開かれることになっています。