助産師の養成機関は、これまで青森市と弘前市にしかなく、八戸学院大学が県南地方では初めて。助産師を志す人が地元で学び、地元で働く好循環が期待されています。助産師の仕事はお産の介助の他に産前・産後の精神面のケアなど多岐にわたっていて、これを学生たちは1年かけて学びます。

※小向真菜さん(21)「なかなか育児の協力がえられない家庭も多いと聞いていて、どういう風に周りから育児のサポートを得られるように考えていくのか助産師の大事な役割」

※八戸学院大学 別科助産専攻 藤邉祐子講師「県南では助産師が不足しているとか高齢化している問題がありますので、近隣の病院でみんな働いてほしいなって気持ちがあります」

生徒の指導では、大学側にはクリアすべきハードルが多くありました。その一つが、周辺の医療機関との連携です。

※八戸学院大学 別科助産専攻 高橋雪子 別科長「厚生労働省からは1名の学生は10名は分娩を取り上げる経験が実習であったほうが良いと言われてますけど、分娩件数も減っているので実習を引き受けてくれるところがあるのかが一番の問題だった。本当に地元の人たちの協力とご理解があって、ここまでこれた」