11日の青森県内は、各地で短時間に激しい雨が降り、野辺地で観測史上最大の1時間降水量を観測しました。この状況は12日も続き、警報級の大雨となる恐れもあるため注意が必要です。
11日正午頃の八戸市です。側溝からあふれた雨水が坂を下って道路に流れ込み、車が水しぶきを上げます。別の場所では道路が冠水し、車が立ち往生しました。また、むつ市では
※小泉基記者
「午後1時過ぎのむつ市です。大粒の雨が降り出しました」
青森県内は、昼すぎにかけて大気の状態が不安定になり、野辺地で、観測史上最大の1時間降水量55.5ミリを観測するなど、各地で短時間に激しい雨が降りました。この影響で、JR大湊線は一時運転を見合わせ、上下2本が運休しました。
こうした中、青森市では12日開幕予定の高校野球県大会のリハーサルが行われましたが、県高野連は12日は悪天候が予想されるため、開会式と1回戦1試合を13日に順延すると発表しました。
気象台によりますと、12日夜にかけて梅雨前線が東北地方まで北上し、その後停滞する見込みで、午後6時までに多い所で80ミリの降水量が予想されています。県内は警報級の大雨となる恐れもあり、土砂災害などに引き続き注意・警戒が必要です。