3月から発生するようになり驚いている人もいるかもしれません。青森市と七戸町を結ぶ幹線道路、みちのく有料道路の交通渋滞です。長い時には料金所周辺で1時間前後待つため利用者は頭を悩ませています。どの時間帯に発生しやすいのかや今後講じられる対策などを取材しました。
青森市と七戸町を結び年間約165万台が利用するみちのく有料道路です。この幹線道路の料金所周辺では渋滞が頻繁に発生していました。実際に3月30日午前9時前に現地へ行ってみると…。
※リポート 河村庸市キャスター
「実際に料金所を通過するまでにどのくらいかかるのか調べてみようと思います」
車列は料金所から約400メートル手前まで伸びていて、発進と停止をくり返しゆっくり進んでいきます。
※リポート 河村庸市キャスター
「料金を支払うところまで来ました。かかった時間は9分15秒となりました」

※利用者は
「きついですね。どうしても急ぎの時はちょっと」
「約束をしていたので間に合うか心配でした。これからの観光時期に不便かなと思います」
渋滞の原因は3月6日から料金所で始まったETC機器の設置工事でした。通常、料金所は上りと下りあわせて4レーンありますが工事のため2レーンが閉鎖。交通量が増えてくると自然と窓口で料金の支払いを待つ車が増え渋滞が発生していました。

※青森県道路公社 岡前憲秀 理事
「断続的に渋滞が発生しているということで大変お急ぎのお客さまには申し訳なく思っています」
道路を管理する県道路公社によりますと平日の混雑する時間帯は七戸へ向かう上りが午前8時半から11時、青森へ向かう下りが午後4時から5時でともに最大30分待ちです。土日では上りが午前10時から正午で最大30分ですが、下りは午後4時から5時に最大1時間となります。

さらに渋滞がひどくなるのは青森市内で人気のイベントがあるときなどで3月25日土曜日の正午ごろは車の列は約3.5キロまで伸び料金所の通過まで1時間以上待ったドライバーも多くいたといいます。
ETC工事の完成予定は2023年12月ごろ。まだ渋滞が発生する日が続くことになるため、県道路公社は混雑しやすい時間帯は回避するよう呼びかけています。さらに現状を鑑みて行楽客の利用が増える5月の大型連休期間などはETC工事自体を中止して交通量の確保に努めることを計画していて工事を中止する日は、今後ホームページで告知するとしています。
※青森県道路公社 岡前憲秀 理事長
「ゴールデンウィークの前半も含めて休日、土日の混雑時には4レーン通れるように対応したい。完成して便利になることを目指して一丸となって努力しているので大変ご不便をおかけしますがよろしくお願いします」

当面は、みちのく有料道路を利用する際は下調べをしたうえで時間に余裕をもって出発しなければいけない日が続きそうです。















