青森県内のコメの集荷業者で作る組合は、農家への前渡し金について「まっしぐら」と「はれわたり」いずれも1万円と決めました。
全国的なコメ余りを背景に販売の見通しが立たず「苦渋の決断」と、14日にJAが示した2つの銘柄の概算金から3800円下回る判断となりました。
県内56の集荷業者で構成する県米穀集荷協同組合が青森市で開いた役員会は、冒頭を除いて非公開で開かれました。
民間在庫量が適正とされる水準を上回る「コメ余り」の状況のなかで新米販売の見通しが立たず、組合は毎年、農家に支払ってきた「概算金」を「前渡し金」と名前を変えた上で「まっしぐら」と「はれわたり」いずれも1万円と決めました。
14日にJA全農あおもりが示した概算金より3800円低くなりました。
村上靖徳 専務理事は「苦渋の決断だった」と説明しました。
県米穀集荷協同組合 村上靖徳 専務理事
「今後の販売見通しがなかなか見通せないなかで、私どもとしても断腸の思いで決定した金額です」
組合が2026年に農家と契約しているコメの数量は22万俵と、去年産の実績と比べて4万俵増えています。予定の収量を超えた超過米や契約をしていない農家のコメも同じ額で対応する方針です。
コメ不足から一転、今度はコメ余り…。
関係団体は国の施策を注視しています。
県米穀集荷協同組合 村上靖徳 専務理事
「生産者が需要に応じた生産に取り組むと法改正されましたが、一生産者だと、なかなか全国の需要に対応した生産の変動は限界があるので、農家が参考にする正確な情報を政府には発信してもらいたいと思います」
組合は今後、販売環境を確認しながら農家へ2000円程度の追加払いを検討したいとしています。












