青森県津軽の秋の伝統行事「お山参詣」。
中日の10日は「宵山」で、参拝者が登山囃子を響かせながら練り歩きました。
岩木山神社は来週から大規模改修が始まるため、通常の形での開催は今回でいったん見納めとなります。
白装束に身を包み、登山囃子を響かせながら岩木山を目指して歩く参拝者たち。
岩木山は古くから地元の人に「お岩木様」と呼ばれ信仰されていて、旧暦の8月1日までの3日間は「お山参詣」が行われてきました。
中日の10日、「宵山」の見せ場は岩木山神社です。
市川麻耶 キャスター
「およそ10mののぼり旗を持ちながら鳥居を潜り抜けました。沿道からは歓声が上がっています!」
観客
「神社の鳥居をくぐるのが一番迫力がありますね。とても素晴らしい津軽の祭りだと思います」
観客
「いいですね。これがなくなったら楽しみがなくなる。豊作とかを祈願してやる祭り。ずっと続けて、これからもやってもらいたいなと思います」
地域の力自慢が色あざやかな「幟(のぼり)」を掲げながら境内を練り歩き、拝殿に到着すると、2026年の五穀豊穣と家内安全を祈願しました。
赤石芸能保存会 世永良貴 会長
「今年は旗の本数も去年よりも増えて、若い人たちががんばってくれて最高のお山参詣でした。鰺ヶ沢の大雨災害は神頼みしかできないので、これから復旧を目指してがんばってもらいたいなとお願いしました」
お山参詣最終日の明日11日は「朔日山(ついたちやま)」で、山頂からのご来光を拝むために多くの参拝者が10日夜遅くから岩木山に登ります。
そのあと、津軽地方は本格的な収穫の秋を迎えますが、そこから岩木山神社では“一大事業”が始まります。
市川麻耶 キャスター
「お山参詣が終わると、大規模改修のためしばらくの間、楼門から先は入れなくなります」
岩木山神社は大正3年の解体修理から110年以上が経過して老朽化が進んでいるため、保存修理工事が始まります。
修理されるのは、国の重要文化財である楼門や拝殿など5件です。
完成予定は2033年度で、この眺めも13日(日)でいったん見納めとなります。
工事期間中のお山参詣は、通常とは形を変えながらも引き続き岩木山神社で開催されることになっています。
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