雪の中で2人の男性がキレのいいダンスを披露しています。
踊っているのは、現役のタクシードライバーです。

SNSで発信を繰り返して200万回を超える再生数も記録しています。会社への興味を呼び起こして、19人の採用につながるなど「新たな形の企業PR」として注目を集めています。

男性がコミカルで、きれのあるダンスを披露している動画。
2026年6月に公開されると、264万回も再生され“大バズり”しました。

この動画は、弘前市に本社を置くタクシー会社「北星交通」がSNSに投稿したものです。

踊っているのは、社員の長谷川浩樹さん(55)です。

SNSで見せる表情とは違い、普段は営業所長として仕事にあたっています。

1955年に創業した北星交通は、県内最大規模の車両を有するタクシー会社ですが、全国と同様人手不足に悩み、2025年4月にはドライバーの数は121人と5年で実に50人減少しました。

そこで会社は低予算で企業をPRするため、2025年6月から本格的にSNSで動画を発信。長谷川さんのダンス動画の投稿から徐々に火が付き、今では再生数100万回を超える動画も生まれています。

こうしたSNSを駆使した採用活動について、17日は下山泰広 社長が青森県の県内企業を対象に講演しました。

北星交通 下山泰広 社長
「『演者がいない』と『やってくれる人がいない』と、そういうのをよく聞きます。まず、自分がやる。社長が先陣を切ってやることによって、ここまでやってもいいのかなと」

下山社長は当初、自ら動画に出演していましたが、長谷川さんにバトンタッチ。

「#タクシードライバーの日常」を発信することで、親しみやすさが生まれ、動画公開をきっかけに新たに19人の採用につながりました。

北星交通 下山泰広 社長
「いままでなかったような動きが非常に増えました。いままで女子高校生から『コールセンターでバイトしたい』なんて応募はなかったですし、面接の時に『SNS見てきました』なんて、そんな世界はなかったので。すごく感じています、影響力は」

企業によるSNSの活用は、「お金をかけないブランディング」として企業イメージを高め、採用活動をあと押しするツールとなります。

北星交通 下山泰広 社長
「私もなにが“バズる”のか、なにが“ウケる”のかわからないですが、継続してやっていけば、こういう結果が出たので。まだ(ドライバーを)増やしたいので、これから、私自身も楽しみです」

青森県は、このようなSNSを活用した採用活動について9月にワークショップを開催する予定で、動画の発信内容や編集の仕方などについて学ぶことができます。

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