世紀の大改修が行われている「弘前城」。天守がいよいよ横への移動を始めました。

重さ約400トン。ジャッキで押して、7月1日は6m動き、観客からは驚きの声が上がりました。

齋藤帆野花キャスターの取材です。

齋藤帆野花 キャスター
「世紀の大改修が行われている弘前城天守は、きょうからの1次移動で、現在の場所からここまで!19m移動します!」

6月12日に仮の天守台から切り離された弘前城の「天守」。
7月1日から油圧ジャッキを使った“横の移動”が始まります。

齋藤帆野花 キャスター
「天守が少しずつ東側へと移動しています。ミシミシと音を立てながら移動しています」

重さ約400トンの天守は、ジャッキに押されて少しずつレールの上を動いていきます。

1回の作業で移動させることができるのは30cm。
1日は世紀の大移動を一目見ようと大勢の人が訪れ、なかには双眼鏡を手に観察する人もいました。

弘前から訪れた人
「双眼鏡だとアップして、物差しの所(矢印)が見えて、ちょっとずつちょっとずつ動くのが分かる。10年間ここにあったのが動くと、(元の位置に)帰ってしまうのは寂しい感じもします」

静岡から訪れた人
「そんなに長くない人生だが、城が動くということに立ち会うことができて、非常に貴重な経験ができたかなと」

移動は1回終わると、油圧ジャッキをセットして再び動かします。

7月1日に天守が移動した距離は、実に6m。ローラー部分のアップだけではなく、天守全体を見ていても横に動いて園内の眺めが徐々に変わっていくのがわかります。

西村組 現場責任者 對馬悟さん
「やっぱり水平に移動する、これが大事です。傾斜がついていると、城が勝手に走ってしまうので、その辺は注意しながらやっています」

天守の移動は2015年にも行われていますが、今回は当時はなかった難しい作業も予定されています。

齋藤帆野花 キャスター
「天守は1次移動で19m移動したあと、このまま回転や横移動をくり返して、あの骨組みの上に着座することになります。ですが、この約6mのジャッキアップが、この作業の過程で最大の難所となっています」

天守は、来週6日(月)までに横へ19m動くことになっていて、最終的には11月までに78m移動して元の天守台に着座する予定です。

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