弘南鉄道大鰐線の運行休止についてです。
休止までの間、乗客に楽しみながら利用してもらおうと様々な企画が打ち出されています。

弘南鉄道大鰐線の運行休止カウントダウンボードは、中央弘前駅に26日に設置されました。

青森県が地元の人に地域交通の課題を理解してもらおうと企画し、小中学生約20人が体験乗車もしました。

約20分の旅路。子どもたちを驚かせたのは、秋の津軽平野だからこその絶景です。

大鰐線に乗った子供
「(車窓から見えるリンゴが)どの品種かわからなくて考えるのが楽しかった」
Q.大鰐線にはまた乗ってみたい?
「乗ってみたい!」

“りんご畑鉄道”と呼ばれる大鰐線。弘南鉄道は松木平駅から津軽大沢駅まで速度を通常の45キロほどから25キロまで落として運行しています。

赤くたわわに実ったリンゴを見ることができる11月9日まで、日中だけの特別企画です。

弘南鉄道 成田敏 社長
「カウントダウンは本当はあまりうれしくないことですが、なんとか、それまでの間にみなさまに思い出を作ってもらいたい。楽しんでいただけるイベントを、これからも実施していきたい」

弘南鉄道大鰐線は2028年3月末に76年の歴史に幕を閉じることになります。