本格的な雪のシーズンを前に弘南鉄道は6日、国内で最も古いラッセル車の試験運転を行い、この冬の出動に向けて準備を整えました。

黒い重厚なボディーがこの冬も走り出します。6日試験運転を始めたのは弘南鉄道のラッセル車です。線路に降り積もった雪を勢いよく飛ばします。この車両は1929年に製造、現役のラッセル車としては国内最古の「93歳」で半世紀以上前から弘南鉄道の除雪を担ってきました。


6日は黒石駅で点検作業や試運転が行われ、運転士や作業員たち約10人が線路内の雪をかきだすウイングやフランジャーの動きを確かめ冬の出動に備えていました。
※弘南鉄道総務課 船越信哉部長
「排雪上一番欠かせない車両。故障などもありますが、整備しながら安全運行に努めたい」

ラッセル車は15センチ以上の積雪で出動することになっていて大雪だった昨シーズンは出動回数が合計44回と過去10シーズンで最も多くなりました