本格的な秋の訪れで、衣替えがピークを迎える時期ですが、残暑の影響でずれ込んでいます。クリーニング店は、衣替えセールの開始を延期させるなどして対応を行っています。

青森県弘前市にある、クリーニング店「ホワイト急便」の工場です。

例年9月中旬以降に多くの秋物や冬物がクリーニングに出されますが、2025年はまだ衣替えのピークが訪れていないといいます。

ホワイト急便 弘前神田工場 一戸洋 統括
「本来であれば9月の中旬あたりから衣替えが始まる。10月にピークを迎える。ただ、今年は猛暑と暑さの長引きで、まだ本格的な衣替えは始まっていない」

3日の弘前市の最高気温は26.4℃で、平年より5.3℃高く、9月上旬並みとなりました。

また、9月の平均気温は21.4℃で平年より2℃高く、気象台は県全体の9月の平均気温について「平年よりかなり高かった」としています。

これを受け、クリーニング店は例年9月中旬から始める衣替えセールを、2025年はおととい1日から始めました。

ホワイト急便 弘前神田工場 一戸洋 統括
「さらなるサービルの充実を図っていかないといけない」

このほかにも、来店客に衣類のUVカット加工を勧めるなど、クリーニング店は年々変化する気候に合わせた取り組みを模索しています。