「弘南鉄道 大鰐線」の歩み

休止となる弘南鉄道・大鰐線のこれまでの歩みを紹介します。
営業開始は、1952年1月。いまから73年前ですが、当初は弘前電気鉄道が運行していました。

その後、1970年に弘南鉄道が経営を引き継ぎます。
利用者数は、ピーク時の1974年度は389万人台だったのですが、当初から赤字経営で、昨年度の利用者数は7%足らず(29万人台)にまで落ち込みました。

このため、2013年には弘南鉄道が廃止の検討を表明。これを受け、沿線自治体などが存続を模索する協議会を設置しました。
協議会は2020年に解散しましたが、各自治体が行政支援をしながら今日に至っています。ただ、2024年11月に休止を決断しました。
いまも通勤、通学で多くの人が利用している大鰐線。
代替交通について、これからより本格的な議論が必要となります。
