青森県藤崎町の平田博幸 町長が3日、公職選挙法違反の疑いで青森地方検察庁に書類送検されました。この夏の参議院議員選挙で、特定の候補者への投票を呼びかける文面を送った疑いが持たれています。

書類送検されたのは、藤崎町の平田博幸 町長(68)です。

警察によりますと、平田町長は6月22日~7月19日の間に町の職員約30人に対し、参院選で特定の候補者への投票を呼びかける文面を、電子メールやLINEで送った疑いが持たれています。

関係者によりますと、平田町長は8月上旬から警察に事情を聴かれていたということです。

警察は職員からも聞き取りをして、「事前運動」や「公務員の地位利用」などに該当するとして、3日に青森地検へ書類送検しました。

町民からは、驚きや戸惑いの声があがります。

町民
「ちょっとびっくり。応援はしているが、悪いことをしているなら良くない」

平田町長は2011年に初当選し、現在4期目です。

書類送検されたあと、検察庁に起訴されて公職中に有罪となった場合は、公民権停止となります。

平田博幸 町長は、青森テレビの取材に対して、「指摘されて初めて分かった」などと話しました。