2025年1月、埼玉県八潮市で発生した道路の陥没を受けて全国で実施された調査で、青森県八戸市の下水道管574mが1年以内に速やかな対策が必要と判断されました。

青森県内で「緊急度I」=原則1年以内に速やかな対策が必要と判断されたのは、八戸市鍛冶町の県道11号などの下を通る下水道管2本あわせて574mです。

カメラによる調査で、幅2ミリ未満の亀裂が89か所見つかり、このうち76か所で管の中へ侵入した「水のにじみ」などが確認されました。

下水道管と地上の間に空洞はなく、市は現時点で道路が陥没する恐れはないとしたうえで、対象区間のうち397mについて1年以内に補修工事をする予定です。

調査は、道路が陥没した埼玉県八潮市と同様、直径2m以上で設置から30年以上経った下水道管が対象で、青森を含む全国35都道府県であわせて72キロが「緊急度I」となりました。