底引き網漁の解禁に伴い、スルメイカの漁が始まりました。
水揚げは初日から好調で、青森県八戸市の漁港では安堵の声があがっています。

1日から、底引き網漁が解禁され、八戸港には青森県の太平洋沖にスルメイカの漁に出た漁船が次々と戻りました。ほとんどの船が設けられている漁獲量の制限内のうち最大の水揚げで、漁獲量は合わせて約195トンと好調だということです。

底引き網漁は毎年、9月から翌年6月まで行われますが、漁解禁直後の9月~11月までの3か月間がスルメイカ漁の最盛期です。

近年イカの不漁が続いていたため、八戸港では安堵の声が上がりました。

丸吉 関川順悦 常務取締役
「順調に量はあったとのことなので、よろこばしいこと。これがいつまで続くか、海洋環境がどう響くか、これも未知数の部分なので、やってみなければわからない。ただ初日はみなさん順調に漁をしてきました」

漁初日の1日は、平均130グラムと「スルメイカ」としてはやや小ぶりで、入札では1箱20kgあたり高値1万3000円で取り引きされました。

八戸魚市場 林崎孝志 常務取締役
「漁も好漁でよかった。去年と違って型が少し小さいみたいですので、これから型がよくなれば、値段のほうも上がっていくのかなと期待しているところです」

スルメイカは海水温の低下とともにますます大きくなっていくということで、これからの漁にも期待が高まっています。