
※保木さん
「ここで入りきれないのは預かりボランティアさんとか、そういった方にお願いして面倒見てもらったりもしています。」
預かりボランティアというのは、飼い主になるのではなく、保護された猫たちを一時的に預かり、お世話をする取り組みのことです。

「こういった保護猫たちが一時的に居場所がないので数ヶ月預かってくれるとか、そういう状態でもかなりありがたいです。助かります。」

猫を預かってもらえることで、施設に余裕ができ、保護できる猫がもっと増える。預かりボランティアはまさに保護猫の救世主。その預かりボランティアのご自宅を訪ねました。

※横内さんご夫妻
「デレデレの声出してさ、デレデレだよね。」
「頭から突っ込んできた。グイグイって。」

こちらは青森市にお住まいで、預かりボランティアに参加している横内夫妻です。
自宅にはたくさんの猫たちが。
3年前に「こころ」から譲渡された蓮くんと澪くん兄弟。


そして同じく「こころ」から去年譲渡となった陽くんです。

ちょっとカメラに緊張してますかね、そして、姿を見せてはくれませんでしたが、旦那さんがデレデレになっちゃうという凛ちゃんがいます。

横内夫妻は1年前、あるきっかけで預かりボランティアという取り組みを知りました。
「ずっと『こころ』さんのインスタとか拝見してて、多頭飼育崩壊の現状を知って、物資のボランティアじゃなくて生活環境のお手伝いっていうか、そういうので名乗り出た感じです。」

「高齢者の方の妊娠した猫一頭を保護したことがきっかけです。それが妊娠してるのわからないまま、家の中でご飯あげて面倒見て、そしたら気付いたら子猫を産んでしまったと。そのままさらに子猫たちが大きくなってその内部で交配が始まって、1年半で1頭が33頭まで増えてしまったっていう…」

レスキューされた行き場のない猫たちと保護施設の限界を知った横内夫妻は預かりボランティアに参加し先住猫と同じく愛情をかけてお世話をしました。

その後預かり猫のうち、茶色の猫は家族で相談し、そのまま譲渡という形で今は横内家のファミリーに…。
それがカメラにちょっと緊張していた陽くんです。

…そして現在は新たな預かりで、大吉くん中吉くん兄弟が横内家に住んでいます。

経済面などから譲渡で迎え入れるのは一旦終わりにし、今は預かりという形で無理のない範囲で保護猫活動に協力しているといいます。

「家で預かって、そしたらまたスペースが空くじゃないですか。『こころ』さんの。そしたらまだ他の子も預けることできるから、大変なことも多々ありますけどその倍以上、癒しとか楽しさとか与えてくれるのでにゃんこ達は。助けになればっていう感じですね。お呼びがかかるまではいつまでも居てもいいよって。」

猫たちが安全にたくさんの愛情を受けて生きていけるように保護猫活動には地域の温かい協力が必要とされています。

保護猫活動についてご紹介しました。先川さん、いかがですか。
※先川さん
「僕は猫を2匹飼ってるんですけど、お預かりできるかなって思いましたね。」

※河村アナ
「そういう方が多いかもしれません。どんな方におすすめか改めて聞いてきた内容は、過去に猫を飼った経験がある方。先川さんが言ったように飼いたいという方が入り口として預かりボランティアから始めるというのはありです。そして長期間の飼育はできないんだけども期間限定だったら預かる事が出来る。高齢や病気のために終生飼育、最後まで猫を飼うことに不安があるんだけれども、猫と過ごしたいという方。そして既に猫がいて、新たに飼う予定はないんだけれども、預かりのお手伝いをしたいという方におすすめですね」

最後に、今回ご協力いただきました、保護猫ハウス「こころ」では随時預かりボランティアを募集中です。そしてここで実際に飼いたいという方の見学予約も受付中です。
保護猫ハウス「こころ」のインスタグラムで問い合わせてみてください。
