ここからはハッシュタグをつけて青森の様々な人、物、場所をご紹介する「わっちタグ」のコーナー。河村アナウンサーが取材しました。今回のハッシュタグは、#保護猫活動です。

※河村アナ「先川さんは実際に保護猫を飼ってるんですよね。」
※先川さん「はい。2匹飼ってます。」
※河村アナ「新名さんは、猫はどうですか。」
※新名アナ「いや、飼いたいなっていう気持ちはすごくあるんですけどやっぱり大切な命なわけですから飼うとなると結構ハードルが高いなっていうのを感じますけどね。」

実際に保護猫を飼ってる方は、保護猫活動について知ってると思いますが、世の中にはまだまだ浸透していなくて、いろいろな問題を抱えています。ぜひこの機会に知っていただきたいと思います。

取材したのは、青森市松原にある保護猫施設、保護猫ハウス「こころ」

かわいい。たくさんいますね。あら。寝てるんでしょうか?こっちは寝てますね。

…いろんな種類の猫ちゃんがいます。かわいいですね。

保護猫ハウス「こころ」では野良猫や捨て猫を保護し、新しい家族へと繋ぐ譲渡活動を行っています。

せっかくなので猫ちゃんたちとのふれあいタイム

「猫ってどうしてこんなにかわいいんでしょうね。日々の疲れも癒されますよ。」

現在は大人の猫と子猫、合わせて約60匹が保護されていまして、新しい飼い主が決まるのを待っているそうです。

「こころ」では連携している動物病院のスタッフと協力して保護した猫たちのお世話をしています。日々のご飯の用意やトイレ、ケージの掃除。一緒に遊んで触れ合うことで、人慣れのトレーニング、そして猫を迎え入れたい希望者への譲渡活動など、仕事は様々です。

保護猫ハウス「こころ」代表の保木千春さんが現状をお話してくれました。

Q.保護が必要な理由ってのはどこにあるんですか。
「そもそも外に暮らしている猫たちが多すぎること。地域で結局、避妊去勢されないままどんどん繁殖をして、その地域で増えてしまうっていうのが現状にあります。」

猫は春と秋の年2回出産シーズンがあり、一度に平均5匹生まれるということで繁殖スピードが速く、放っておくとあっという間に増えてしまいます。

「あとは外にいる子たちは交通事故に遭って命を落とすとか、カラスに襲われるとか、やっぱりすごくそういった悲しい出来事が多いです。子猫たちがどんどんまた大きくなって、また野良猫として生きていくっていう流れでそれをやっぱり止めなければいけない。止めるためには、小さいうちに人慣れさせて譲渡をするっていうのが急務です。」

負の連鎖を止めるための保護活動。しかし、施設が保護できる数には限界もあり、社会問題になっている多頭飼育崩壊や、出産シーズンで一度に多くの猫の保護が必要となると、施設はパンク状態。ケアが十分に行き届かず、限られたスペースの中では猫へのストレスや病気の原因になる可能性もあり、新たな保護依頼があってもすぐに受け入れられない状態になってしまうといいます。