「過去最高」のコメの概算金目安額 農家は歓迎も…

過去最高となったコメの概算金の目安額について、農家は歓迎するとともに、政府が行う農業政策の改革を注視したいという声が多く上がりました。

南部町の農業法人「山金」は、56ヘクタールで「まっしぐら」と「はれわたり」を栽培しています。今回の概算金の目安額は、農業を継続できる金額と歓迎しています。

南部町の農業法人「山金」 山道金太郎 代表
「備蓄米放出で生産者も価格が下がると思っていましたが、2万6000円は最高の単価ではないかと思っている。あまり高くてもコメ離れは起きると思うので、2万5000円前後が継続的な価格になれば、子どもたちにも農業をやらせていきたいと思っているので、ほどほどの値段ではないかと思います」

一方で、藤崎町で「青天の霹靂」と「はわれたり」を栽培している横山英樹さんは、将来を見据えて適正な米価を考えられるようにすべきと指摘します。

藤崎町のコメ農家 横山英樹さん
「このくらい出さないと生産者組織もコメを集められないので、これは致し方ないとして、適正な米価をみんなで考えていかなければならない。青天の霹靂・はれわたりともに『特A』をとれるように、おいしいコメを届けられるように、みんなでがんばりたい」

藤崎町のコメ農家 横山英樹さん

農家は、この秋の概算金はおおむね歓迎していますが、現在、政府が手を付けようとしている農業政策の改革を注視したいという声が多く上がっていました。