看護職を養成する教育機関がない青森県の下北地域で、待望の開学となります。むつ市で建設が進んでいた「八戸学院大学むつ下北キャンパス」が、このほど完成し、4月開学します。
むつ市小川町に整備された「八戸学院大学むつ下北キャンパス」は、4月の開学を前に、27日に高校生や地域住民向けに見学会が行われました。
看護学科に特化した「むつ下北キャンパス」には、看護師や保健師の国家資格取得を目指す学生だけが通うことになっていて、来年度は11人が入学する予定です。
入学予定の高校生
「(これまでは)他のところへ行かないと看護師にはなれなかったので、地元に残って看護師になれるのが一番の魅力だと感じている」
これまで下北地域に看護職の養成機関はなかったことから、地域の期待は高く、大学側も実習をむつ市内の医療施設などで実施することで、看護師不足の解消につなげたいとしています。