青森県五所川原市の観光の拠点「立佞武多の館」は、オープンから20年以上経過し、老朽化が進んだことから、大規模改修のため4月から1年3か月の休館になります。

地上6階建ての五所川原市の「立佞武多の館」は、奥津軽の夏を彩る大型立佞武多3台を展示しながら、新作の製作場所としても使われてきました。

入館者はオープンした2004年度に18万6000人を記録。
これまでの累計では約245万人が訪れ、五所川原市の観光の拠点となっています。

ただ、開館から20年が経過し、雨漏りや空調設備の不具合などが進み、市は4月1日から2026年6月30日まで1年3か月間休館し、約20億円をかけた大規模改修工事を行う計画です。

立佞武多の館 石川マミ子 マネージャー
「長く休む事になるので、皆さんの印象に楽しい立佞武多の館のまま覚えていてもらえるように、元気に気を付けて営業している。地元の人たちが見て、楽しそうだと県外の人が来てくれる。人が人を呼ぶような施設になればいいな」

市は改修期間中は新作の大型立佞武多は製作できないことから、2025年のまつりには現在展示している3台を出陣させるとしています。

そして、改修後は立佞武多の館に「子どもの広場」や「子育て相談のスペース」を新たに設けて、地域交流拠点としての役割も備えさせたうえで再スタートさせる方針です。