青森市の青森明の星短期大学が2026年度から学生の募集を停止しすることを発表しました。2027年3月に廃止となる見込みです。

※学校法人明の星学園 島村新 理事長
「今年入学する学生が最後ということです 残念で仕方がありません」

青森明の星短期大学の廃止に向けた計画は21日、設置元の学校法人が会見を開き発表しました。

青森明の星短期大学は2026年度から学生の募集を停止し、2025年4月入学する新入生を含めた在校生が全員卒業したあと、2027年3月に廃止となる見込みです。短期大学では保育や介護福祉などを学ぶことができますが、2021年からは定員割れが続いていて、2025年度の入学者数は定員の4割となっていました。

※学校法人明の星学園 島村新 理事長
「18歳人口の減少であるとか、昨今の4年制大学への志向の強さが出てきてしまっていることとかで、短期大学の保持というのが非常に難しい状態になってきた」

青森明の星短期大学は、キャンパスを青森市のほかに2020年にむつ市にも開設しました。下北地区では初の高等教育機関でむつ市の山本知也市長は「非常に残念に思いますが、若者の人材育成にご尽力いただいたことに心より感謝を申し上げます」とコメントしています。

卒業生は、1963年の開学から青森とむつを合わせて7803人となっています。明の星短大が廃止されれば青森県内の介護福祉士の養成施設は、八戸市にある八戸学院大学短期大学部のみとなります。