青森大学は、2026年度以降社会学部の学生募集を停止して、別の学部の中に新たな2つのコースを設け、地域社会の振興に資するより実践的な教育を提供することになりました。
3月21日午前11時から開かれている記者会見では青森大学の澁谷泰秀(しぶたに・ひろひで)学長らが出席し学部改編について説明しました。
大学では今ある4つの学部のうち、社会学部について2026年度以降、学生の募集を停止するということです。その理由について、「社会学部の定員充足率は今月現在およそ9割で学生減少が理由ではない」とした上で、「急激な社会変化に対応し地域社会の振興に資するより実践的な教育を提供するため」と説明しています。
※青森大学澁谷泰秀学長
「本学の学部改編はこうした外的要因に対する受動的な対応ではなく、むしろ未来を見据えた積極的な取り組みの一環として実施するものでございます」
これまで社会学部で学ぶことができた内容は▼総合経営学部に地域マネジメントコース、▼ソフトウェア情報学部にインターフェースコースを設置し、対応します。
また、現在、社会学部に在籍するおよそ250人はこれまでの社会学部の教育過程を継続し、卒業まで責任を持って教育するとしています。