2025年夏の青森ねぶた祭で、青森青年会議所は大型ねぶたを2年ぶりに運行することを決めました。2023年の暴力行為を踏まえ、祭りへ出陣する重みを受け止めると決意を新たにしています。

青森青年会議所は2年ぶりとなる大型ねぶたの運行にむけて19日、決起集会を開き、三上大介理事長はメンバーたちへ決意を語りました。

※青森青年会議所 三上大介 理事長
「青森ねぶた祭に出陣するという重みを我々がきちんと受け止めて、果たしていかなければいけないものだと思います 我々の力で運行し、市民の皆さんにねぶたの熱量や思いを届けるその過程でこそ感じ取れるこの経験や思い出が我々の糧になると思っております」

青森青年会議所は2023年の祭りで運行関係者による暴力行為が起き、2024年の祭りは参加を自粛していました。その後、再発防止策をまとめた報告書を主催3団体へ提出し、2025年の祭りには参加が認められました。再出発となる夏は、青森青年会議所にとって節目となる55回目の出陣。制作を請け負うねぶた師、立田龍宝さんも重みをかみしめています。

※ねぶた師 立田龍宝さん
「伝統ある団体ですから、一からまた色々なことを見直して 運行まで迎えるというのはうれしい その一言につきます 良いねぶたを作って皆さま方に青年会議所のねぶたが帰ってきたんだなと祭りで見ていただきたいと思っています」

青森青年会議所の運行再開で、2025年夏の大型ねぶたの運行台数は2年ぶりに23となり完全復活となる見通しです。