2024年11月、青森県三沢市の消防団の屯所に放火し、全焼させた罪に問われた元消防団員の男に、青森地裁八戸支部は26日、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、三沢市の元消防団員・畑内敏幸被告(47)です。

畑内被告は2024年11月、当時所属していた消防団の屯所に火を放ち全焼させた非現住建造物等放火の罪に問われていました。

畑内被告はこれまでに屯所に火をつけた動機について、ギャンブルによる借金から自殺を考えたものの実行できず、罪を犯して死刑になろうと考えるようになったとしています。

26日の判決公判で、青森地裁八戸支部の内藤和道裁判長は「屯所に放火した経過はあまりにも身勝手で強い非難に値する」として、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

判決に対し、弁護側は「控訴するかどうかは畑内被告と相談して決める」としています。