大雪と暴風雪及び高波に関する東北地方気象情報 第4号
2025年01月29日16時00分 仙台管区気象台発表
東北日本海側南部では、冬型の気圧配置が強まるため、大雪となる所がある見込みです。30日未明から夕方にかけて、大雪に警戒してください。
[気象概況]
低気圧が秋田沖にあって東へ進んでいます。また、東北地方の上空約5000メートルには、氷点下39度以下の強い寒気が流れ込んでいます。低気圧は東北地方を通過し、30日にかけて冬型の気圧配置が強まるでしょう。
このため、東北日本海側南部では、大雪となる所がある見込みです。また、東北地方では、海上を中心に雪を伴った西よりの風が強く、日本海側では、しけるでしょう。
低気圧や上空の寒気の影響により、東北日本海側を中心に、大気の状態が非常に不安定となっています。積乱雲が発達して雷の発生する所がある見込みです。
[雪の予想]
29日18時から30日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
東北日本海側 山沿い 80センチ
東北日本海側 平地 50センチ
[風の予想]
29日から30日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
東北日本海側 海上 15メートル (25メートル)
東北日本海側 陸上 13メートル (25メートル)
東北太平洋側 海上 15メートル (25メートル)
東北太平洋側 陸上 13メートル (25メートル)
[波の予想]
29日から30日にかけて予想される波の高さ
東北日本海側 5メートル
東北太平洋側 3メートル
[防災事項]
東北日本海側南部では、30日未明から夕方にかけて、大雪による交通障害、建物や農業施設への被害、屋根からの落雪に警戒し、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。
また、東北地方では海上を中心に、30日夜遅くにかけて雪を伴った西よりの強い風による交通障害や建物への被害、高波による船舶、沿岸施設への被害に注意してください。
東北日本海側を中心に、29日夜のはじめ頃にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。