東ヨーロッパのハンガリーで行われた総選挙で、親ロシアで知られる首相が率いる与党が敗北し、16年ぶりに政権交代することが確実となりました。
ハンガリーのブダペストです。与党が作った選挙ポスターがはられていて、ウクライナのゼレンスキー大統領の写真に「危険な人物だ」と書かれています。こうしたポスターが街中にはられていて、異様な光景が広がっています。
日本時間の午前5時半ごろ、野党の党首・マジャル氏が勝利宣言し、支持者たちは「負の時代は終わった」と歓声をあげました。
16年間、政権を担ったオルバン首相は、EU加盟国でありながらウクライナ支援に度々反対し、劣勢が伝えられると、関係が良好なアメリカのバンス副大統領が集会に駆けつけて支持を表明するなど、異例の選挙戦となりました。
一方、野党のマジャル党首は親EU路線で支持を広げました。
野党『ティサ』 マジャル党首
「ハンガリーは再び、EUおよびNATOの強力な同盟国となるでしょう」
今後、マジャル氏が首相に就任する見通しで、EUのウクライナ支援は前進するものとみられていますが、アメリカとヨーロッパの関係はより難しくなったとも指摘されています。
選挙結果を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ヨーロッパの平和・安全・安定のために、会談や共同での建設的な取り組みを行う用意がある」と述べました。
一方、ロシアとウクライナは、プーチン大統領が12日の正教の復活祭に合わせて表明した32時間の停戦をめぐり、互いに相手が多数の停戦違反を行ったと主張。去年と同様に停戦は実現しませんでした。
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