青森県八戸市の中学校で、「地震」と「火災」を想定した避難訓練が行われ、子どもたちは消防士の指導のもと、煙の中を避難する手順を学びました。

緊急放送
「訓練です。ただいま大きな地震が発生しました。生徒は直ちに身の安全の確保をしてください」

八戸市立豊崎中学校で行われた訓練は、震度6強の地震で家庭科室で火災が起き、初期消火に失敗した想定で行われました。

訓練中の教員
「防火シャッター閉まります」

全校生徒23人は、火災が起きた際の避難方法を学ぶと、そのあとには煙が立ちこめた教室のなかを口元をおさえて体勢を低くしながら逃げる方法を実践しました。

訓練に参加した生徒は
「思ったよりも視界が悪く障害物もあまり気づきにくかったので、本番はもっと有害なら煙とか障害物とかがあると思うので、気をつけて落ち着いて行動したい」

豊崎中学校 松森大輝 教諭
「いまの1年生は震災(東日本大震災)のときは生まれていないので、自分が震災のときに経験したことを、事例をあげながら子どもたちに伝えていければ」

生徒たちは災害発生時に冷静に対応できるよう、訓練を重ねていくとしています。