青森県五所川原市の官製談合事件で起訴された建設会社の取締役に対し、青森地裁は執行猶予がついた有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、五所川原市の建設会社の取締役・片山弘一被告(70)は、2021年に行われた市発注の工事の入札で、一戸治孝前副市長らと共謀し事前の打ち合わせ通りに業者に落札させて、公正な入札を妨害した罪に問われていました。

16日の判決公判で、青森地裁の藏本匡成裁判官は「佐々木孝昌市長に対する更なる支援を期待するなどして、入札情報を漏らした一戸前副市長と談合を助長する行為を繰り返し常習性が顕著で悪質性が高い」などと指摘しました。

そして、片山被告に懲役1年6か月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。