今年も残すところあとわずかになりました。県内では各地で大晦日に恒例となっている伝統行事が行われています。

五所川原市の飯詰地区で無病息災や五穀豊穣を願う大みそかの伝統行事「飯詰稲荷神社裸参り」が行われました。県内外から参加した男衆13人はマワシに鉢巻姿で水樽に入り身を清めると、無病息災や五穀豊穣を願って大しめ縄や鏡餅などの供え物を担ぎ、地区内を練り歩きます。

参加した最年少・小学5年生
「足が冷たくてでも楽しかった 来年も出たい」

鶴田町では新年の五穀豊穣を願い穀物の種を貼り付けて絵を描く弥生画がお披露目されました。町民団体の元町弥生会がおよそ1か月半をかけ、昨夜完成させた今年の弥生画は「恵比寿天と弁財天」が立体的に描かれています。31日は弥生画をトラックの荷台に掲げ町内を練り歩きお披露目された後、元町弥生会のメンバーが鶴田八幡宮の鳥居に設置しました。

元町弥生会 吉田亘 会長
「今年は新年早々から能登地方で大きな地震があり 来年は災害などない穏やかな都年であってほしい」

また、八戸市の御前神社では大絵馬の掛け替えが行われました。高さ2.4m、幅3.6mある特大サイズの絵馬は来年の干支「巳」にちなんだ白ヘビが描かれています。

御前神社 浪打東彦 禰宜
「ヘビは脱皮をすることで成長していく生物です さまざまな困難があっても脱皮してそれを乗り越えて成長していく、そういう1年になればと思っております」

氏子や地元の人たちが協力して新しい大絵馬を境内に設置し、神社は初詣の参拝者を迎える準備が整えられました。