青森県内の優れたものや取組みに迫るキラリ逸品です。今回は青森市の企業が手がける高級食材を再現した「キャビアンヌ」です。本物の食材にも負けない輝きを放っています。

「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級食材のキャビア…にそっくりなこの商品。人工のキャビア「キャビアンヌ」です。


※リポート 狩股直輝アナウンサー
「食感ぷちぷちですね。ぷちぷちがはじけるほど、魚貝の旨味と風味を感じますね」

食べた狩俣アナも…



食感も見た目も本物そっくりなキャビアンヌ。作っているのは青森県産食材の加工品を手掛ける青森市の食品製造会社「ホクユーフーズ」です。20年以上前に先代の社長・三上進(みかみすすむ)さんが開発しました。

キャビアンヌの生みの親 ホクユ―フーズ先代社長の三上さん

※ホクユーフーズ 白川和浩 取締役
「(三上社長は昔)和菓子店で菓子職人をやっていた。(職人の)発想とかアイディアが生かされている」

本物のキャビアの形を再現するために、ウニやカキ、ホタテなどの魚介エキスとともに、この、真っ黒な液体を加えていきます。



※ホクユーフーズ 白川和浩 取締役
「この黒い液体は天然のイカ墨になっていまして。このタイミングで入れることで食材への色移りを極力防ぐことができる」



キャビアの代用品の多くは食材に黒い跡が残りがちですが、このように、キャビアンヌは色移りしていません。イカ墨を奥深くに浸透させることで、ダイヤのような黒色を再現しつつ、色移りを防いでいます。さらに、形を再現するため先代の三上社長は独自の機械を作りあげました。


※ホクユーフーズ 白川和浩 取締役
「完全に手作りなので、世界に一つしかない機械と言っても過言ではない」