郵便局の配達車両に無線通信機を搭載し、遠隔で水道検針を行う全国初の実証実験が青森市で始まりました。
青森市で10月1日に始まったのは、郵便局の配達車両が自動で水道メーターの数値を集める「スマート水道検針」の実証実験です。
実証実験は総務省が企画し、寒冷地で積雪などにより困難となる水道検針の業務負担を減らすことを目的とした全国で初めての取り組みです。


仕組みは、郵便局の配達車両と水道メーターに無線通信機を取り付けることで配達時、車両が100m以内に近づくと自動で水道を利用した量を受信するというものです。

実験は、10月と2025年1月~2月にかけて行い、無線通信機を5台のバイクと約200世帯の水道メーターに取り付けて積雪時にもデータを受信できるか確かめます。

総務省東北総合通信局 藤田和重 局長
「郵便局の皆さんは、どんな天候の時でも地域すべてに配達をするという任務を担っていますので、そういった方々の業務の中で検針業務にもどれだけ貢献できるのか強く期待している」
総務省は実験結果を検証し、全国各地での利用につなげたいとしています。