「苦渋の決断でした」高齢になる菓子職人「休ませてあげたい…」

古川菓子舗 3代目店主 古川裕子さん(61)
「苦渋の決断でした。父が倒れて一番中心になった職人の叔父が80歳を過ぎてしまって、叔父を休ませてあげたいと思いました」
店は親子3代が歴史をつないできました。

初代店主・古川久司さんは「せんべい」や「ういろう」などを作り、戦時中も店を守りました。その店を盛り立てたのが、2代目店主で裕子さんの父・陽太郎さんです。


東京の製菓学校で学んだ洋菓子を提供しただけではなく、伝統的な和菓子も丁寧に作り続けました。