まぶた付近に突き刺された「歯ブラシの柄」は脳にまで…

佐々木被告は表情を変えることなく、時折、目を閉じて手や腕、喉元をポリポリとかきながら話を聞いている。一体この法廷の場で何を考えているのだろうか。
午後1時過ぎから検察側の凶器についての証拠説明が行われた。
凶器として見つかったのは、歯ブラシ1本、電気シェーバー1台、またそのヘッド部分1個だった。歯ブラシと電気シェーバーからは佐々木被告と被害者男性のDNAが検出されていた。

そのまま被害者の負傷状況などについての説明も行われ、顔面には、皮膚が裂けたり変色したり、皮下出血など18か所に傷が確認されたとした。また、まぶた付近に相当強い力で突き刺されたと考えられる歯ブラシの柄は、脳にまで届いていたとされている。