2023年5月に宮城県の東北自動車道で、トラックがバスに追突して4人が死傷した事故を受け、青森労働局は調査した結果、トラックの運転手に違法な時間外労働が延べ18日間あったとして青森市の運送会社などを労働基準法違反の疑いで書類送検しました。
青森労働局によりますと、書類送検されたのは、八洲陸運の青森市の本社と八戸営業所の所長で2023年1月から5月までの間、トラック運転手に違法な時間外労働、延べ18日間をさせた労働基準法違反の疑いが持たれています。
違法な時間外労働は、最長で3時間17分にのぼるということです。
このトラック運転手は、2023年5月に東北自動車道で停車していたバスに追突していて、バスの運転手と乗客あわせて3人が死亡しています。
これを受けて、青森労働局が営業所を調査したところ、今回の違法な時間外労働が発覚したということです。
これまでの調査で、トラック運転手の長時間労働と事故に因果関係はないとみられています。