今年1月に脳梗塞のため入院し、5月の退院以降、仕事復帰を目指していた落語家・三遊亭円楽さんの本格的な高座復帰が8月に始まることを所属事務所が公式サイトで発表しました。また、高座復帰を前にテレビ番組へのVTR出演や、ラジオ出演、紙媒体への出演等から始めていくことも合わせて明らかにされました。
発表の締めでは「物騒で不安な世情の中、どうか落語が、円楽の復帰が、ほんのわずかでも、皆様の心の癒しや笑顔につながりますように、願ってやみません。」と結ばれています。

三遊亭円楽さん

【所属事務所の公式サイトより引用・抜粋】

落語家 三遊亭円楽に関するお知らせ (仕事復帰について)

 大変ご心配をおかけしております三遊亭円楽の退院後は、お陰様で、日常生活ならびに短時間の仕事がこなせるまでに、気力体力ともに回復してまいりました。
今後は、VTR出演、 ラジオ出演、紙媒体への出演等から始め、ゆくゆくは遠方への移動や本格的な高座復帰を目指してまいりたいと考えております。
 高座復帰の第一弾は、8月11日から始まります、国立演芸場の8月中席公演です。復帰と申しましても、満を持しての長講一席とはならず、短時間のよもやま話やごく短い落語から、少しずつ慣らして参ります。お客様におかれましては、どうか「リハビリを見てるんじゃねえ」とお怒りになりませんよう、何卒ご容赦を賜りたく存じます。
 また、杖なしの歩行が困難なため通常は車椅子を利用し、左腕は亜脱臼と麻痺によって現在もほぼ動かない状況ですので、回復を目指して日々リハビリに励んでおります。本人は、「人様の情けが身に沁みる」と、柄にもない (?) 発言をいたしておりますが、本当に街でも仕事場でも、多くの皆様にお力添えをいただいている毎日です。関係者一同、この場をお借りして心より御礼を申し上げます。
 秋以降の落語会等には、短時間の出演が許される公演、弊社主催公演など、いくつかの出演が決定しております。それ以外の、長距離移動を伴い・円楽が出演者の中心 (トリ 独演など) の催事であり・今秋に一定期間の一般告知が必要な公演につきましては、出演を見送らせていただいております。主催関係者の皆様には、引き続きご迷惑をおかけいたしますことを、重ねてお詫び申し上げます。
 落語会のトリをとれるまでには、まだしばらく時間が必要ですが、リハビリを含め、焦らず日々を過ごして参ります。
 物騒で不安な世情の中、どうか落語が、円楽の復帰が、ほんのほんのわずかでも、皆様の心の癒しや笑顔につながりますように、願ってやみません。

三遊亭円楽さん

【担当:芸能情報ステーション】