手がけたサメの骨格標本が博物館の特別展で展示
黒木さんの実力は研究者からも評価されています。
県総合博物館で開催されている特別展「モンスター水族館」。
黒木さんが手がけたサメの骨格標本が展示されていて、この日はガイドを務めました。


(宮崎大宮高校1年 黒木健介さん)
「サメは肋骨が退化しているので腹骨がない。これはシロシュモクザメの背骨だがかなりシンプルな人間の骨とは全然違うような形をしていて…」

(来場客)
「説明もほんとやっぱり本人があれだけ研究していないとできない説明でしたよね。すばらしかったと思います」
(幼稚園からの幼馴染)
「(小さい頃)サメの解剖とかにもたまに付き合わされたりして。将来の大物になる雰囲気があります」

(宮崎県総合博物館学芸課 田口道士さん)
「アイディアを経験を駆使しながらやってところはものすごく参考に、我々もですね、なるなと思います」
人間との共存にサメの行動を
このほか、図鑑の制作に携わったり、大学と連携して論文を書いたりと研究者のような生活を送る黒木さん。
将来やりたい研究があります。
(宮崎大宮高校1年 黒木健介さん)
「サメの行動を調べたいなと思っていて、沖縄はサメの被害がたまにニュースになったりするが、そういったところでサメの行動が少しでもわかれば、かなり人間の共存につながると僕は思っているのでサメの行動を研究したい」

黒木さんのサメに対する思いは、冷(さ)めそうにありません。
(スタジオ)
サメは、一般的な動物の標本と違って歯以外が「軟骨」でできてるため、標本をつくるのは非常に手間がかかるそうです。

サメは種類が増え続けて研究が追い付いていないということで、黒木さんが今後、大きな発見をするかもしれません。
※MRTテレビ「Check!」7月19日(火)放送分から