長崎県西海市が市の物産品の送料を補助している制度を職員が悪用し、送料を不正に着服していたことが分かりました。
西海市の職員が悪用していたのは、市民が市外に住む家族や知人などに直売所などから物産品を発送する際に、市が送料を負担する『西海ふるさと便事業』です。

市によりますと、職員は去年11月頃からフリマアプリで柑橘類などの果物を販売。

購入者には送料も含めた代金を請求していましたが、実際は「西海ふるさと便」を利用し、送料分を利益として受け取っていたということです。

ことし3月、直売所から市に対し「職員の発送が異常に多い」と連絡があり、市が職員への聞き取り調査を行ったところ、制度を悪用したことを認めたということです。

市の調査では少なくとも1,300件の不正利用が確認されたということで、市は職員が受け取った金額などについて調査を続けています。