長く続いた揺れで砂の粒子がバラバラに…

なぜ、地震で液状化が起きたのでしょうか…。液状化に詳しい富山大学の立石良准教授です。

富山大学・立石准教授:「砂と砂の間くっつきあっていた砂が離れてしまうんですね。地盤が支えられなくなって液体のようになる」

これは液状化現象を再現した実験映像です。空洞のマンホールは浮き上り、手前のプランターなどは沈んでいきます。

通常、地盤は砂の粒子と、その間の水によって支えられているような状態ですが、揺れが繰り返されると砂の粒子がバラバラになります。砂が沈殿し、水が表面に押し出されると、地盤沈下や亀裂が発生、建物を支える力を失うのです。

今回の地震で起きた液状化の原因は?

富山大学・立石准教授:「揺れが大きく続いたので地盤が揺らされたというのはありますね…」「被害規模は想像以上に大きいなと感じています」

液状化被害はほかでも。

射水市の新湊きっときと市場では駐車場に大きな水たまりが…。

視聴者「うわー!地割れ!」

高岡市の吉久地区では道路と建物との間に最大70センチの段差ができ、車が出せない事態に。富山市でも…。

記者:「富山市の中心部富山市役所前の歩道なんですが、こちら陥没、隆起がみられて大きな段差が生まれてしまっています。そして、道路に目をやりますとこちらも大きな亀裂が入っていて、大変危険な状態です」「富山市内の道路です液状化とみられる現象によってマンホールが浮き上がってしまっています」