アメリカのトランプ前大統領は10日、大統領在任中にNATO=北大西洋条約機構の加盟国に対して、適切に国防支出を増やさなければ「ロシアに攻撃するようけしかける」と警告したことを明らかにしました。NATOの事務総長は強く批判しています。
トランプ前大統領は10日に行った演説の中で、自身が大統領在任中、NATOのある主要加盟国の首脳に対し、「国防費を適切に負担しなければ、ロシアが攻撃してきてもアメリカは支援しないと伝えた」と主張しました。
アメリカ トランプ前大統領
「いや、私なら防衛しない。むしろ、好きに振舞うようロシアにけしかけるだろう。あなたは(国防費を)負担しなければならない(と伝えた)」
この発言に対し、NATOのストルテンベルグ事務総長は11日、声明を出し、「同盟国が互いに防衛しないと示唆することは、アメリカを含むすべての加盟国の安全保障を損ない、アメリカとヨーロッパの兵士を危険にさらすことになる」と批判しました。
トランプ氏は在任中、NATOとの関係を悪化させ、脱退にも言及したとされていて、11月の大統領選で再選した場合にどのような政策を取るか発言が注目されています。
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